東京都の最低賃金は25円UPの932円になる可能性

リブロス総合会計事務所のスタッフKです。 

 

本年より、8月に山の日という祝日が始まりました。山の日は8/11に固定されるそうなので、そうなりますと、例年8/13~8/16のお盆休みを8/11~8/16に変更する事業所も増えそうですね。私の場合は、試験間近ということで、カレンダー通りに出勤です。(笑) 

 

さて、厚生労働省より「平成28年度地域別最低賃金額の目安について」が発表されました。こちらは第46回中央最低賃金審議会で答申された内容をまとめたものです。それによりますと、全国平均で24円の引き上げで時給平均822円とする目安を示し、昨年の19円以上の引き上げとなっています。 

 

最低賃金の引き上げ幅は地域別によりランクが決まっているのですが、東京・千葉・神奈川・愛知・大阪のいわゆる大都市圏では、引き上げ幅の目安が25円となっており、東京都の場合、今後行われる東京都の最低賃金審議会で目安通りの引き上げがなされた場合、最低賃金は10月ごろから現行の907円から932円となる可能性があります。 

 

今回の大幅引き上げには、政権側の意向が強く反映されていると言われ、所得の拡大を消費の拡大につなげたいという思惑があるようです。    

 

しかしながら、中小企業にとっては大きな負担になることは間違いなく、同じく10月から料率が上がる予定の厚生年金保険料とも相まって、頭の痛い話題が続きそうです。