「フィンテック」と会計業務

 

こんにちは、渋谷の税理士事務所、リブロス総合会計事務所のスタッフRです。
さて、本日は最近急によく耳にすることが多くなるようになった「フィンテック」という言葉について書きたいと思います。

フィンテック(Fin-tech)とは、アメリカ発の造語でファイナンス(Finance)とテクノロジー(technology)をくっつけた言葉です。
意味としては、IT技術を使った金融サービス、もしくはそのサービスを行う業者をさします。
このフィンテックという単語、誕生したのが2009年頃といわれており、日本では一番初めに日経新聞に登場したのが2014年ということのようです。
しかし、われわれ会計業務を行う者にとって、今やこの「フィンテック」なしには仕事をすることは難しいというほど重要なものになりつつあります。
そのくらいあっという間に、このフィンテックの概念は、我々の業務に、そして世界に浸透してきています。

では、たとえばどんなサービスがフィンテックにあたるのでしょうか。
もっともイメージしやすいサービスが、「モバイル決済」でしょうか。スマホに小さな機械を取り付けてクレジットカードを通す。
最近こんな場面に遭遇した方もいらっしゃると思います。
この「モバイル決済」では今までのクレジット会社のサービスよりコンパクトに、そしてスピーディに決済、入金処理などが行われています。

他にも、クレジットカードを1枚にまとめる電子カード、仮想通貨のビットコイン、などもその代表格です。

さて、われわれ会計業界ではどんなことが行われているでしょうか。
ここ1~2年でかなりメジャーになってきたのが、「クラウド会計」のシステムです。
会計情報をクラウド上に持ち、銀行口座の入出金情報、クレジットカードの利用情報、レジの売り上げデータと連動して会計処理をするというシステムです。
このおかげで、会計事務の処理を大きく軽減できることもあります。
当事務所でも、昨年以降、これらのサービスを取り入れて業務を行っています。

ただ、これらのサービスが万能かというと、なかなかそこまでは至っていないという現状もあります。
使いこなすには、ある程度のITに対するリテラシーが必要となってくることはいうまでもありませんし、既存の業務からの転換には、いくらかの負担もあると考えられます。
さらにシステム自体もまだまだ発展途上ですので、改善点が見受けられることも事実です。

しかし、これら「フィンテック」は、好むと好まざる、望むと望まざるに限らず、徐々に浸透していくサービスであることは想像に難くありません。
新しいものを取り入れることにも積極的になる必要があるのかもしれません。

クラウド会計を利用してみたい、情報がほしいという方はぜひ、当事務所までお問い合わせください。

それではまた、次の機会に。